【3月24日 AFP】フランス大統領府は24日、英国のチャールズ国王(King Charles III)による26〜28日の訪仏が、年金改革に絡んで続いている抗議行動のため延期されたと発表した。

 チャールズ国王にとっては、昨年9月の即位以来初めての外国訪問になるはずだった。

 仏大統領府によると、訪仏延期はエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領とチャールズ国王が24日に電話会談した後に決定された。大統領府は声明で「公式訪問は可能な限り速やかに実現されることになる」としている。

 英政府報道官によると、訪問延期はマクロン大統領が英政府側に要請した。

 仏政府が1月に年金制度改革案を発表して以降、断続的に続く抗議デモは激化しており、23日には仏各地で計457人が拘束されたほか、治安要員441人が負傷した。(c)AFP