【1月5日 CNS】中国各地で「結納金ゼロ」で結婚する新郎新婦が少しずつ増えている。

 李佳佳(Li Jiajia)さんと新郎は2017年、河北省(Hebei)邯鄲市(Handan)肥郷区(Feixiang)が推奨する「結納金ゼロ婚」に同意して結婚した。李さんの両親は当初、「なぜ他人と違うことをしなければならないのか」と賛同しなかったが、地元の議員にも自宅を訪れて説得してもらい、ようやく納得してもらえたという。それから5年。この地域では100組のカップルが結納金ゼロで結婚をしている。

 中国では「結納金が高額であればあるほどメンツが保たれる」という意識が根強い中、中国政府は「結納金ゼロ婚」の婚姻改革を推進。2021年には全国32か所に「婚姻習慣改革実験区」を設置した。

 陝西省(Shaanxi)宝鶏市(Baoji)金台区(Jintai)では専門の事務所を設置。1万元(約19万円)から10万元(約189万円)、さらに数十万元と高額な結納金が広がる中、地元幹部たちは住民の戸別訪問を行い、固定観念を取り払うよう説得。大半のカップルが結納金を相場の半額に下げ、結婚式の披露宴も50卓以上が当たり前だったテーブル数を10~20卓に減らしている。

 この地域で趙明(Zhao Ming=仮名)さんが結婚しようとしたとき、新婦の家族から12万元(約227万円)の結納金を求められたが、趙さんの家庭に支払う余裕がなかった。地元幹部たちの説得で結納金は6万元(約114万円)に減額され、「交渉次第で結納金が変わる」という話題が地元で広がった。

 金台区民政局の李輝(Li Hui)局長は「草の根で会議を開いて新しいモデルを紹介し、根気よく話し合うことが重要です」と語る。

 こうした事例を参考にして中国政府は各地方に通達を出し、結婚に際して高額の結納金を要求された場合、要求された側が断れるように意識改革を進めている。(c)CNS-中国青年報/JCM/AFPBB News