井上尚弥が世界バンタム級4団体統一、バトラーに11回KO勝ち
発信地:東京
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【12月14日 AFP】ボクシング、WBA・WBC・IBF・WBO世界バンタム級王座統一戦が13日、東京の有明アリーナ(Ariake Arena)で行われ、WBAスーパー・WBC・IBF王者の井上尚弥(Naoya Inoue)が、11回KOでWBO王者のポール・バトラー(Paul Butler、英国)を下し、同級初の4団体統一王者になった。
「モンスター(怪物)」の異名を取る無敗の井上は終始試合を支配すると、ガードを固めるバトラーにラッシュを仕掛けてついにダウンを奪った。
これで戦績を24戦全勝(21KO勝ち)に伸ばした井上は、1972年のエンリケ・ピンデル(Enrique Pinder、パナマ)以来、また2004年に主要団体が四つとなって以降では初となるバンタム級統一王者となった。4団体統一世界王者の誕生は、ボクシング界でも井上が通算9人目となっている。
かねてより王座統一を目標に掲げていた井上は、その使命を果たした今は階級を上げるつもりだと明言した。
「この4年間、すごく遠回りしたような気もするけど、しっかりと仕上げて4団体統一という目標に向かって突き進むことができた。4団体統一を成し遂げた今、スーパーバンタム級への転向を考えている」 (c)AFP