【11月10日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領は9日、前日に投開票された中間選挙について、「民主主義にとって良い日」になったと評価した。

 バイデン氏は今回の選挙を、民主主義の擁護者とドナルド・トランプ(Donald Trump)前大統領率いる「過激派」との闘いと位置付けてきた。選挙当日、共和党の一部からは根拠のない選挙不正の主張がなされたものの、投票はおおむね問題なく行われた。

 バイデン氏は、赤をシンボルカラーとする野党・共和党の大勝を意味する「赤い大波」は起きなかったとして、与党・民主党が事前の予想に反して善戦したと強調。「わが国の民主主義は近年試されてきたが、米国民は投票によって声を上げ、民主主義こそが米国のあるべき姿なのだということを改めて示した」と語った。

 下院は共和党が僅差で過半数を奪還する見通しとなっているのを受け、バイデン氏は「共和党と協働する用意はある」とし、「終わりのない政争」に終止符を打つことを呼び掛けた。(c)AFP