【8月27日 AFP】独自動車大手アウディ(Audi)のマルクス・ドゥスマン(Markus Duesmann)取締役会会長は26日、パワーユニット(PU)供給元として2026年からフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦すると発表した。

 アウディは今年中に供給先のチームを明らかにするとしているが、現在フェラーリ(Ferrari)製のPUでアルファロメオ(Alfa Romeo Racing)として参戦中のザウバー(Sauber)になるとみられている。アウディの表明後にはアルファロメオがザウバーとのタッグを「2023年限り」で終了すると発表し、この予測は現実味を帯びている。

 チーム運営を引き継いでF1プロジェクトの最高経営責任者(CEO)を務めるのは、国際自動車連盟(FIA)に3年間所属した経歴を持ち、2021年にアウディに加わったアダム・ベイカー(Adam Baker)氏になる。

 アウディはF1参戦を国外販売台数増加の大きなチャンスとしても見据えている。

 F1のステファノ・ドメニカーリ(Stefano Domenicali)CEOは、「われわれのスポーツにとって大きな出来事だ」と述べ、アウディの決断をたたえた。(c)AFP