【6月24日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は23日、11月21日から12月18日に行われるW杯カタール大会(2022 World Cup)の登録選手数を従来の23人から26人に増やすと発表した。

 FIFAは発表文の中で「最終リストに含まれる選手数は最少23人、最大26人に増やされた」と記した。

 今大会は欧州のシーズンを中断して行われるが、そうした「特別なタイミングによってさらなる柔軟性を保つ必要性」があることから、登録選手数を拡大する決定を下したとFIFAは明かしている。

 FIFAはまた「開幕前と大会期間中に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)がチームに及ぼす、破壊的な影響の幅広い文脈」も考慮に入れたという。

 昨年に行われた欧州選手権(UEFA Euro 2020)では、新型コロナによって選手を失うのではないかと恐れた監督の要望に応えるため、欧州サッカー連盟(UEFA)が同様の変更を行っていた。

 2002年のW杯日韓大会の前までは、各代表チームは選手を22人しか登録できなかったが、これ以降に行われたW杯と欧州選手権の登録上限は23人となっていた。

 サッカーの規則作成を行う国際サッカー評議会(IFAB)は前週、トップレベルの大会における5人交代制を恒久化させ、1試合における控えの登録人数上限を12人から15人に変更すると発表した。

 これを受けてFIFAは同日、今年のW杯の試合中に「ベンチ入りが許される人数の上限は26人(交代選手が15人、チームスタッフが11人で、このうち一人はチームドクターでなければならない)になる」と明かした。(c)AFP