チベット航空の航空機炎上、全員の無事確認 乗客40人余り軽傷
このニュースをシェア

【5月12日 Xinhua News】中国重慶市(Chongqing)の重慶江北国際空港で12日午前8時(日本時間同9時)ごろ、チベット航空の旅客機が離陸時に滑走路から外れて炎上し、乗客40人余りが軽傷を負った。同空港を運営する重慶機場集団が明らかにした。
【動画】チベット航空の航空機が滑走路はみ出し炎上 中国・重慶市
事故機は重慶からチベット自治区ニンティ(林芝)市に向かうエアバスA319型機で、乗客113人と乗員9人が搭乗していた。離陸時に乗員が異常に気づいて離陸を中断し、機体が滑走路からはみ出した後、機首の左側から出火した。
事故を受け、空港は直ちに緊急救助活動を開始。警察や消防、医療などの緊急救助隊が事故現場に駆けつけ、全力で人命救助に当たった。現在、全員が無事に避難しており、乗客40人余りが軽いけがをして病院に搬送された。
中国民用航空西南地区管理局によると、空港の滑走路は1本が閉鎖されているが、他の2本は通常通り運行している。同局と重慶市監督管理局は緊急対策を発動して直ちに現場に駆けつけ、調査と処理を行った。(c)Xinhua News/AFPBB News