【4月24日 AFP】21-22ドイツ・ブンデスリーガ1部は23日、第31節の試合が行われ、バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は3-1で2位ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)との天王山を制し、欧州五大リーグでは史上初の10連覇を達成した。

 チケット完売の本拠地アリアンツ・アレーナ(Allianz Arena)でバイエルンは、前半にサージ・ナブリー(Serge Gnabry)とロベルト・レワンドフスキ(Robert Lewandowski)がゴールし、試合を支配した。

 バイエルンは後半にエムレ・ジャン(Emre Can)にPKで1点を返されたものの、終盤に10代のジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)が3点目を奪うと、スタンドは早くも祝勝ムードとなった。

 選手にかけられたビールでずぶぬれになったユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、「今年はそれほど簡単ではなかった。だからこそチャンピオンシップのタイトルが取れてうれしい」と喜んだ。

 これでドルトムント戦8連勝を飾ったバイエルンは、残り3試合でライバルに12ポイント差をつけて優勝を確定させた。

 欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2021-22)準々決勝でビジャレアル(Villarreal CF)に敗れるなど、バイエルンは浮き沈みの多かったシーズンをタイトルで締めくくった。

「ビジャレアル戦の敗戦を受け、しっかりと終わらせることが重要だった」と話したキャプテンのGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)は、「誰もが望んでいたチームにとって特別なもの」と優勝をかみしめた。

 また、個人ではリーグ歴代最多となる11個目の優勝メダルを手にしたトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)は、「胸のつかえを下ろすことができた。今は素晴らしい気分」と話した。

 そのほかの会場では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が終盤の2得点でRBライプツィヒ(RB Leipzig)にアウェーで2-1で勝利し、来季のチャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)出場に望みをつないだ。

 バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は4-1で最下位グロイター・フュルト(SpVgg Greuther Fuerth)を下し、ライプツィヒから3位の座を奪い、5位のSCフライブルク(SC Freiburg)には3ポイント差をつけた。(c)AFP/Ryland JAMES