【4月22日 AFP】チェコ政府は21日、ウクライナ難民受け入れの費用をめぐり、中・東欧9か国が欧州連合(EU)に対し、月内にも財政支援を求める方針を明らかにした。

 ロシアの侵攻開始以来、ウクライナから500万人以上が避難しており、その大半はポーランドに渡った。

 その他の周辺国もウクライナ難民を受け入れている。チェコはこれまで30万人に臨時ビザ(査証)を発給した。

 イバン・バルトシュ(Ivan Bartos)副首相は声明で「現在の危機は例外的で、われわれの経済に与える最終的な影響は予測できない」と指摘。「大勢のウクライナ難民を受け入れるEU加盟国に対する追加支援を求める必要がある」と主張した。

 財政支援を求めるのは、ブルガリア、チェコ、ハンガリー、ポーランド、ルーマニア、スロバキア、バルト3国のエストニア、ラトビア、リトアニアの9か国。要請額については明らかにしていない。(c)AFP