【4月7日 AFP】ロシアの反体制派指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏の側近、レオニード・ボルコフ(Leonid Volkov)氏は6日、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領がウクライナ侵攻を決定したのは明らかな判断ミスであり、結果として「在任期間を縮めた」との見方を示した。

 ボルコフ氏はAFPの取材に対し、ウクライナ侵攻を決めたことで「プーチン氏が終身大統領を目指すシナリオが実現する可能性は大幅に低下した」と語った。

 ただ、政権の統制下にあるテレビからしか情報を得ていない国民にプロパガンダを信じ込ませるという点では、プーチン氏はこれまでのところ「うまくやっている」と認めた。

 一方で、エリート層が(侵攻に伴う)経済悪化や人的損失、制裁に「強い不満」を抱いている点を強調。「エリート層は政権交代や体制変更について考え始めるだろう」と話した。

 その上で、国際社会はロシアのエリート層にもっと目を向けるべきだと主張。「取り巻きグループに接触し、身の安全を保証する見返りにプーチン氏を見限るよう持ち掛けるべきだ」と提言した。(c)AFP