【1月10日 CGTN Japanese】中国海洋石油グループは9日、中国最大の海上油田である渤海油田の原油生産量が3000万トンを超え、国内随一の原油生産拠点になったと発表しました。

 2021年、渤海油田全体で原油生産量は3013万2000トン、天然ガスは33億立方メートルに達しました。そのうち、原油の増加量は全国の増加量の約半分を占めたとのことです。

 中国海洋石油グループ天津支社の趙春明チーフエンジニアによりますと、向こう3年、渤海油田の原油生産量は年平均200万トンの伸び幅で増加し、2025年には原油と天然ガスの総生産量が4000万トン以上に達する見込みです。

 渤海油田は中国の渤海内海に位置し、総面積は4万2000平方キロメートルで、中国の海洋石油工業の発祥地です。操業開始以来50年余りにわたり、石油の埋蔵量約44億トン以上、天然ガスの埋蔵量約5000億立方メートルが確認されており、原油と天然ガスの生産量は4億9300万トンを超えています。

 中国海洋石油グループの曹新建社長補佐は、「最新の原油・天然ガス資源評価結果によると、中国の海洋原油と天然ガス資源は豊かであり、石油資源量は393億トン、天然ガスは52兆立方メートルで、探査と開発の見通しは明るい。2021年から2015年までの『第14次五カ年計画』に国内の原油と天然ガスの生産量を年平均200万トンと20億立方メートル以上の増加を達成するよう努力する」と述べました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News