【12月19日 CGTN Japanese】中国のスタートアップ情報サイト「36Kr」が発表した「2021若者退勤実態報告書」によりますと、午後6時前に退勤できる「幸運児」はわずか22%しかおらず、午後8時以降も残業をしている人が35%を占め、明け方近くまで働いている人が8%を占めているとのことです。この調査は23歳~35歳のサラリーマン1009人を対象に行ったものです。

 退勤時間についての不満が多い職種としては、映画・テレビやマスメディア、インターネット/通信・ハードウエア、製造/運営管理などが上位となっています。また、1日の勤務時間が8時間以下の勤労者は37.07%にとどまり、42.22%の勤労者が1日10時間以上働いているとのことです。さらに、勤務時間10時間以上の若者のうち、87%以上が北京、上海、広州(Guangzhou)、杭州(Hangzhou)、武漢(Wuhan)、成都(Chengdu)、南京(Nanjing)など大都市にいることが分かりました。 

 サラリーマンの退社時間が定刻より遅いのはなぜなのか。その理由として、回答者の73%が「仕事が終わらないからだ」と答えたのに対して、19.5%は「1日の業務が終わったので、会社でしばらく休んでから帰りたい」と理由を挙げました。この他、「退勤時のラッシュアワーを避けるため」「単に家へ帰りたくない」「同僚と離れたくない」などもありました。 

 退勤後の行動について、回答者の67.29%が「家に帰ってゴロゴロする」、63.53%が「テレビドラマ観賞や読書」、33.2%が「ジム通い」と答えています。また、「食事の用意をする」「デートやレジャー」「コンビニでの買い物」と答えた人がそれぞれ20%以上に達しました。この他、「ペットの猫や犬と過ごす」「マッサージや入浴」と回答した人も少なくないとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News