中国、初のコロナ特効薬の発売を承認
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【12月10日 CGTN Japanese】中国国家薬品監督管理局は8日、清華大学世界健康・伝染病研究センターとエイズ総合研究センターの主任を務める清華大学医学院の張林琦教授が研究開発を主導した新型コロナウイルス治療薬「BRII-196」と「BRII-198」の発売を承認しました。軽症および普通型株で重症化(入院または死亡)のリスクがある成人と未成年 (12~17歳、体重40キロ以上)の感染者が投与の対象者です。ただし未成年への投与には条件があります。
このことで、中国初の自主開発であり、ランダム・二重盲検・プラシーボ投与群との比較対象といった厳格な方法で有効性が証明された新型コロナウイルスの特効薬が登場することになりました。
張林琦教授は同件について、「中国初の新型コロナ特効薬が生まれた」と述べた上で、この治療法について「多くの国際的なセンターでの試験でその優れた安全性と効果性が示された」と説明しました。またこの特効薬は、これまで全世界において唯一、変異株感染者の治療効果への評価で最高の数値が得られた抗体薬です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News