【12月4日 AFP】フィンランド警察は3日、爆弾と銃によるテロ攻撃を計画したとして、極右過激派の男5人を逮捕したと発表した。

 記者会見した警察によると、5人は南西部カンカーンパー(Kankaanpaa)在住で、年齢は25歳前後。2年間にわたり監視対象になった後、11月30日朝に逮捕された。2019年12月に銃器関連の容疑で逮捕された際には、家宅捜索で「大量の銃と弾薬、爆発物」が押収されていた。

 5人は、米国で複数の銃乱射事件との関連が指摘される「加速主義」と呼ばれる白人至上主義思想に触発されていたとみられる。加速主義の信奉者は、社会に分裂と人種間の緊張をもたらすことを目指している。

 警察は計画の標的を公表していないが、極右テロが疑われる事件は国内で初めてだと説明した。(c)AFP