【10月1日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)は30日、W杯(World Cup)隔年開催案の支持獲得を目指し、200以上の加盟協会と会合を開いた。

 オンラインで開催された会合は、表向きは2024年以降における男女サッカーの国際試合日程について協議するもので、FIFAはあらゆる可能性が残されていると主張している。

 FIFAはここ数週、W杯の開催周期を4年から2年に縮める案を積極的に推進しているが、ドイツやイングランドといった欧州の強豪からは反対の声が根強く、世界各国のリーグ代表者や選手、サポーターからも批判が集まっている。

 30日にはフランス代表のディディエ・デシャン(Didier Deschamps)監督も、2年おきの開催はW杯の「重要度を下げる」と述べた。

 FIFAは9月、隔年開催案の実現可能性に関するオンライン調査の結果を公表し、対象となったサッカーファン1万5000人の55パーセントが、より短い間隔での開催を支持しているとした。

 だが、欧州サッカー連盟(UEFA)と南米サッカー連盟(CONMEBOL)は、世界各国のリーグ代表者や欧州の主要クラブと先頭に立ってFIFAの案に反対しており、対立は明白になっている。

 FIFAは同日の会合後、11月に包括的な報告書を公開し、「年内にグローバルサミットを開催する」と述べた。(c)AFP/Coralie FEBVRE