【9月24日 AFP】国際サッカー連盟(FIFA)のグローバル・フットボール・デベロップメント部門で責任者を務めるアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)氏は、物議を醸しているW杯(World Cup)の隔年開催案に対する「感情的な」反応に苦言を呈した。

 W杯を2年おきに開催すべきだというベンゲル氏の案は、各所で懸念の声を呼んでおり、監督からは非難を浴び、欧州サッカー連盟(UEFA)からも反発を受けた。

 しかしベンゲル氏は、提案についてしっかりと調べれば、そのメリットが分かるようになると考えている。

 イングランド・プレミアリーグのアーセナル(Arsenal)で長く監督を務めたベンゲル氏は、英BBCのポッドキャスト番組で「自信はあるが、賛成派と反対派の勢力図は分からない。競技のためになると思うから提案している」と語った。

「2年おきのW杯開催を提案してから、たまに感情的な反応がある」

「驚いてはいない。大反対していた人の多くが、私の案を見て考えを変えた」

「W杯を2年おきに開催するということだけで判断している人がいる。『みんなその(4年に1度の)サイクルで育ったから』という理由で感情論に走っていたが、それは理解できる」

「W杯を2年おきに開催するというコンセプトは、提案全体に目を通し、予選が再編されて初めて意味を成す」 (c)AFP