【9月23日 AFP】欧州サッカー連盟(UEFA)は22日、W杯(World Cup)を4年おきではなく2年おきに開催するという国際サッカー連盟(FIFA)の案に「重大な懸念」を抱いていると表明した。

 FIFAはW杯の隔年開催について協議するため、30日に各国加盟協会を招待してオンライン会合を行うと発表している。

 これに対しUEFAは、開催間隔が短くなることによる大会の「希薄化」と、選手の健康面や女子サッカーへの影響に懸念を示した。

 UEFAはさらに、メディアのインタビューや記者会見を通じて計画を推し進めるFIFAの手法を批判。2年おきのW杯開催には、「弱小国のプレー機会の侵食」といった「真の危険性」があると付け加えた。

 これに先立ち、UEFAのアレクサンデル・チェフェリン(Aleksander Ceferin)会長は今月上旬、4年に1度の開催でなければW杯は「正当性」を失うと警告していた。

 なお、FIFAのジャンニ・インファンティーノ(Gianni Infantino)会長は、W杯の改革案の結論を2021年末までに出すと明言している。(c)AFP