近代五種のドイツ代表コーチ、馬殴り大会から追放
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【8月7日 AFP】東京五輪の近代五種女子の馬術で、馬をたたいたドイツ代表チームのコーチが大会から追放された。
国際近代五種連合(UIPM)は7日、映像でコーチのキム・ライスナー(Kim Raisner)氏が「拳で馬を殴っているように見える」とし、「彼女の行為はルール違反とみなされる」と発表した。
6日、ドイツのアニカ・シュロイ(Annika Schleu)は馬術まで好位置につけていたが、馬のコントロールに苦戦しているときに事件は起きた。騎乗した馬が障害の飛越を拒否するとシュロイは涙を流し、結果メダル圏外に終わった。金メダルは英国のケート・フレンチ(Kate French)が獲得した。
近代五種の馬術では、選手は抽選で選ばれた馬に騎乗する。
自転車ロードレース男子個人タイムトライアルでは、チームのスポーツディレクター(SD)がアフリカの選手に関して人種差別的な言葉を吐いて帰国を命じられており、ドイツ代表から大会追放となったのはライスナー氏が二人目となった。(c)AFP