【7月30日 AFP】東京五輪は30日、陸上混合4×400メートルリレー予選が行われ、世界チャンピオンで金メダルの大本命だった米国がバトンパス時のミスにより失格となる波乱があった。

 米国は最初のバトンパスでテークオーバーゾーンを越えていたため失格となり、陸上の女子選手として最多メダル獲得数の更新を目指していたアリソン・フェリックス(Allyson Felix)の夢はついえることとなった。

 これまでに金メダルを六つ、銀メダルを三つ獲得している35歳のフェリックスは、五輪におけるメダルの数でマーリン・オッティ(Merlene Ottey)氏(ジャマイカ/スロベニア)と並んでいる。

 新種目の混合4×400メートルリレー予選で、米国はエリジャ・ゴッドウィン(Elija Godwin)、リナ・アービー(Lynna Irby)、テーラー・マンソン(Taylor Manson)、ブライス・デッドモン(Bryce Deadmon)が出場したため、フェリックスはメンバーに入らなかった。

 しかし米国が予選を突破していれば、フェリックスは間違いなく決勝に出場していただろう。(c)AFP