中国雲南の野生ゾウ15頭 500キロ北上し昆明市に近づく
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【6月1日 CGTN Japanese】ラオスやミャンマーと国境を接する中国雲南省(Yunnan)の西双版納(Xishuangbanna、シーサンパンナ)にいた野生のアジアゾウ15頭が北上を続けていることが注目されています。5月31日午後5時半時点で、省都の昆明市(Kunming、人口846万人)まで20キロほどに迫っています。
ゾウの群れは昨年3月にシーサンパンナの自然保護区から北上して普洱市(Puer、プーアル)に入り、1年余りとどまっていましたが、今年4月からまた北上を続けて500キロ近く移動しました。アジアゾウを研究する雲南大学(Yunnan University)の研究者は、「アジアゾウがこれほど長い距離を北上するのは中国では初めて」とみています。
ゾウの群れが北上する原因はまだ明らかにされていませんが、「今までの生息地での餌不足」や「群れのリーダーが経験不足で道に迷っている可能性」などの見方が出ています。
現地では、住民とゾウの安全を確保するため24時間態勢で監視を続けています。ゾウの群れが通る可能性のある地区の住民に対して避難警告を出すと同時に、給餌を通じて、ゾウの群れの餌の確保や農作物の損失の減少、移動方向の誘導を図っています。
雲南省で30年余りにわたって行われている救助と保護活動により、野生のアジアゾウの数は1980年代初めの193頭から現在の約300頭にまで増えています。アジアゾウの数が増加するにつれて、その分布範囲が広がっています。現在は、村や田畑の周りでその姿をよく見かけるようになりました。野生のゾウは、農作物や経済的価値の高い農産物の異なる成熟期を見分けて、森林と農地の間を行き来し、主に農家の水稲やトウモロコシなどを食べています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News