広西チワン族自治区大明山で希少種のチョウを発見
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【5月29日 CGTN Japanese】先日、中国南部、広西チワン族自治区(Guangxi Zhuang Autonomous Region)の大明山国家級自然保護区で、森林保護員が日常のパトロールの際、スマートフォンで特別な模様をしたチョウを撮影しました。昆虫専門家の鑑定によりますと、これは国家重点保護野生昆虫のオウゴンテングアゲハだということです。
オウゴンテングアゲハは貴重かつ希少で、チョウ類としては中国で唯一の国家一級重点保護野生動物とされ、世界八大希少チョウ類の筆頭とされています。オウゴンテングアゲハは亜熱帯、熱帯の高山種で、地表で活動することはめったになく、また成虫の活動時間が短いため、発見や捕獲が困難です。またメスとオスの比率が1対50から1対200の間です。
オウゴンテングアゲハは「生きた化石」と呼ばれ、2021年1月4日に、中国のチョウ類としては唯一、「国家重点保護野生動物リスト」に加えられています。今回、海抜の低い地域でメスが発見されたことは、オウゴンテングアゲハの生活や活動の習性をさらに理解するための科学的なデータを提供するものです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News