【5月22日 CGTN Japanese】中国各地では最近、新型コロナウイルスワクチンの接種サービスが改善され、接種効率の向上が図られています。

 上海市浦東新区三林鎮(Sanlin)の衛生当局は、市民の便宜を図るため、未使用のオフィスビルに臨時接種ステーションを設け、毎日1000~1500回分の接種を行っています。予約済みの建設労働者やオフィスビルで働く人のほか、近くの住民の接種も随時受け付けています。

 湖南省(Hunan)衡陽市(Hengyang)の村には16日午前、ワクチン接種のための電気自動車が到着しました。村民約400人が、医療関係者やボランティアに案内されて個人情報の登録と順番待ちを行い、車内で接種を受けました。車内にはワクチン接種台が5つ設置され、1時間に75人が接種できるということです。

 広東省(Guangdong)広州市(Guangzhou)黄埔区(Huangpu)では、区内の各医療機関から派遣された医療スタッフがワクチン接種チームをつくり、企業や大学などに出向いて接種を行っています。現地の中日合弁会社である広汽ホンダの関係者は、「生産のピーク期を迎えた中で、工場に来て労働者に接種を行ってくれるのは、労働者の便宜を図るだけでなく、企業の生産経営活動の順調な実施を保障するものであり、時間の節約にもなっている」と話しています。区の衛生健康局の関係者によりますと、区内の主な接種ステーションは毎日接種を行い、毎月90万回分以上接種でき、接種回数は今後3カ月内に300万回分に達する見込みです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News