【3月5日 AFP】サッカースペイン国王杯(Copa del Rey 2020-21)は4日、準決勝の第2戦が行われ、アスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)は延長戦の末にレバンテ(Levante)を2-1で下し、2戦合計スコア3-2で決勝進出を決めた。

 ビルバオはこの結果、4月17日の決勝でFCバルセロナ(FC Barcelona)と対戦することになった。しかし同3日には、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって延期になったレアル・ソシエダ(Real Sociedad)との昨季の決勝も控えているため、ビルバオは2週間で国王杯を2度制す可能性がある。

 国王杯の決勝でビルバオとバルセロナが対戦するのは21世紀に入ってから4度目で、2008-09シーズン、2011-12シーズン、2014-15シーズンのファイナルでは全てバルセロナが勝利している。

 バルセロナが自らの最多記録を更新する31度目の大会制覇を目指すのに対し、ビルバオは4月に控えている2度の決勝で優勝回数を25回にまで伸ばす可能性がある。

 1月に就任したマルセリーノ・ガルシア・トラル(Marcelino Garcia Toral)監督の下、息を吹き返したビルバオは、同月に行われたスーパーカップ(Spanish Super Cup 2021)でレアル・マドリード(Real Madrid)とバルセロナを下し、優勝を果たしている。

 この日はロヘル・マルティ(Roger Marti)にゴールを決められ17分に先制されたが、ラウル・ガルシア(Raul Garcia)のPKで追いつき合計スコアをタイにすると、アレックス・ベレンゲル(Alex Berenguer)が延長戦に決勝点をマークした。(c)AFP