【2月17日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)は16日、各地で決勝トーナメント1回戦第1戦が行われ、パリ・サンジェルマン(Paris Saint-GermainPSG)は敵地カンプ・ノウ(Camp Nou)でFCバルセロナ(FC Barcelona)に4-1で勝利。ハットトリックを達成したキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)は、最高のチーム状態になるのはまだこれからだとコメントした。

 PSGを準々決勝進出に大きく前進させたエムバペは試合後、仏RMCスポール(RMC Sport)に対し、「とてもうれしい。チームにとって本当に重要な試合だった。この場所で勝ちたかったし、それを堂々とやってのけた」と喜んだ。

 けがでネイマール(Neymar da Silva Santos Junior)とアンヘル・ファビアン・ディ・マリア(Angel Fabian Di Maria)を欠いたPSGは、前半にリオネル・メッシ(Lionel Messi)のPKで先制されたものの、エムバペの3得点とモイゼ・ケアン(Moise Kean)のゴールで逆転勝利を収めた。

 チャンピオンズリーグのカンプ・ノウでバルセロナを相手にハットトリックを決めたのは、ディナモ・キエフ(Dynamo Kiev)時代のアンドリー・シェフチェンコ(Andriy Shevchenko)氏以来史上2人目となった。このときバルセロナはディナモ・キエフに0-4で敗れており、欧州の舞台でホーム4失点を喫したのは、1997年以降では初となった。

 さらにエムバペは3月10日にパリで行われる第2戦を控える中、「この試合は最高だったが、われわれはまだ何も勝ち取っていない」と語り、用心している。

 両クラブは2017年大会の同じステージで対戦。PSGはホームでの第1戦を4-0でものにしたが、第2戦で1-6で敗れて屈辱の敗退を喫した。バルセロナへのリベンジは終わっていないものの、エムバペはチームがリーグ1の優勝争いと21日のASモナコ(AS Monaco)戦に集中を切り替えると強調した。

「チームは完全に自分たちの目標に向かって集中しているし、今度の日曜日(21日)には別の需要な試合がある。トップに立っていないので過ちを犯す余裕はない。だからすぐにリーグ戦に再び注意を向ける必要がある」 (c)AFP