英国の発電源、再生エネが初めて化石燃料上回る
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【1月29日 AFP】英国で昨年、再生可能エネルギーの発電量が初めて化石燃料の発電量を上回ったとする調査結果が今週、発表された。
気候シンクタンクの英エンバー(Ember)と独アゴラ・エネルギーベンデ(Agora Energiewende)が発表した調査結果によると、バイオマス、水力、太陽光、風力が2020年の英国の発電源に占める割合は、過去最大の42%だった。ガスを主とする化石燃料の割合は41%だった。
2019年は再生可能エネルギーが37%、化石燃料が45%だった。
同調査によると、英国の2020年の洋上風力タービンによる発電の割合は過去最高の24%で、2015年の2倍の水準。2019年は20%だった。
ボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は、2050年までに温室効果ガス排出を実質ゼロにするカーボンニュートラル達成計画の一環として、今後10年間で風力発電能力を4倍にすると誓約している。(c)AFP