【6月9日 AFP】AFPが各国当局の発表に基づき日本時間9日午前4時にまとめた統計によると、世界の新型コロナウイルスによる死者数は40万4245人に増加した。

【図解】新型コロナウイルスはどのように伝染するのか

 中国で昨年12月末に新型ウイルスが最初に発生して以降、これまでに196の国・地域で計706万5200人余りの感染が確認され、少なくとも307万8100人が回復した。

 この統計は、各地のAFP支局が各国当局から収集したデータと世界保健機関(WHO)からの情報に基づいたもので、実際の感染者はこれよりも多いとみられる。多くの国では、症状がある人や重症患者にのみ検査を実施している。

 8日午前4時以降、新たに3577人の死亡と11万1425人の新規感染が発表された。死者の増加幅が最も大きいのは米国の734人。次いでチリ(653人)、ブラジル(525人)となっている。

 最も被害が大きい米国では、これまでに11万771人が死亡、195万1111人が感染し、少なくとも50万6367人が回復した。

 次いで被害が大きい国は英国で、死者数は4万597人、感染者数は28万7399人。以降はブラジル(死者3万6455人、感染者69万1758人)、イタリア(死者3万3964人、感染者23万5278人)、フランス(死者2万9209人、感染者19万1185人)となっている。

 人口10万人当たりの死者数が最も多いのはベルギーの83人。次いで英国(60人)、スペイン(58人)、イタリア(56人)、スウェーデン(46人)となっている。

 香港とマカオ(Macau)を除く中国本土で発表された死者数は4634人、感染者数は8万3040人、回復者数は7万8341人。

 地域別の死者数は、欧州が18万3985人(感染229万1003人)、米国・カナダが11万8641人(感染204万7260人)、中南米・カリブ海(Caribbean Sea)諸国が6万5889人(感染133万5035人)、アジアが1万9679人(感染70万719人)、中東が1万640人(感染48万8737人)、アフリカが5280人(感染19万3802人)、オセアニアが131人(感染8645人)となっている。

 各国の死者数・感染者数は当局による訂正やデータ公表の遅れがあるため、過去24時間での増加幅は前日の集計結果との差と一致しない場合がある。(c)AFP