【3月12日 AFP】サッカー欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)は11日、決勝トーナメント1回戦第2戦が各地で行われ、リバプール(Liverpool FC)は延長戦で3失点を喫してアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)に2-3で敗れ、2戦合計2-4で連覇の夢がついえた。

 前半にジョルジニオ・ワイナルドゥム(Georginio Wijnaldum)がヘディングを決めて合計スコアを1-1とし、勝負を延長戦に持ち込んだホームのリバプールは、ロベルト・フィルミーノ(Roberto Firmino)が勝ち越しゴールを挙げると、アトレティコの粘り強い抵抗を終わらせたかに思われた。

 しかしその後、マルコス・ジョレンテ(Marcos Llorente)に2得点を決められると、延長後半アディショナルタイムにはアルバロ・モラタ(Alvaro Morata)にダメ押しのゴールを許し、90分で試合を終わらせる幾度のチャンスを外したことを悔やむ結果となった。

 リバプールの指揮官に就任して以来、欧州カップ戦におけるホームアンドアウェー方式の決勝トーナメントで初めて敗退することになったユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督は試合後、アトレティコの守備的な戦術を批判。「彼らのやり方は理解できない」「ふさわしいサッカーができるのに、深く引いてカウンター攻撃をしてくる」と話した。

 一方、8年間でチームを2度のチャンピオンズリーグ決勝に導いているアトレティコのディエゴ・シメオネ(Diego Simeone)監督は、「持っている力を使って勝つためのプレーをした」「自分たちの個性や選手の特徴を生かし、相手の欠点をついた」と語った。(c)AFP/Kieran CANNING