【2月3日 AFP】19-20スペイン1部リーグは2日、第22節の試合が行われ、FCバルセロナ(FC Barcelona)はアンス・ファティ(Ansu Fati)がリオネル・メッシ(Lionel Messi)のアシストから2ゴールを挙げ、レバンテ(Levante)に2-1で勝利した。

 17歳94日のファティは、リーグ最年少で1試合2得点を達成。2010年のレアル・サラゴサ(Real Zaragoza)戦で、17歳115日で2ゴールを決めた当時マラガ(Malaga CF)のフアンミ(Juan Miguel Jimenez Lopez 'Juanmi’)の記録を破った。

 メッシが相手DFを切り裂く華麗なパス、そしてトレードマークの縫うように進むドリブルからファティの2ゴールを演出したバルセロナは、92分にはルベン・ロチーナ(Ruben Rochina)に1点を返された。

 首位レアルとの勝ち点3差を守ったバルセロナは、1月30日に行われた国王杯(Copa del Rey 2019-20)のCDレガネス(CD Leganes)戦でも5-0で勝利しており、キケ・セティエン(Quique Setien)新監督の下でリズムをつかんだ。

 レバンテは後半に何度かあった決定機をもっと決めておくべきだったが、それはバルセロナの守備面やリード時のもろさという問題が解決にはほど遠い状態であることを示唆している。

 先月、エルネスト・バルベルデ(Ernesto Valverde)氏の後任となったセティエン監督は、自身の手法が疑われていることを理解しており、この試合では自らのプレースタイルを徐々に取り入れていく決断を下したかもしれないことが示された。バルセロナはより強引に熱意を持ってプレーしたが、支配率での圧倒が前方へのリスクあるパスを犠牲にする場面もあった。

 しかし、バレンシア(Valencia CF)やグラナダ(Granada CF)が、深く守りつつ隙を見てより良い結果を収めたのに対し、レバンテは高い位置からプレッシャーをかけて付け込まれるようなスペースを与えていた。

 他の試合では、セビージャFC(Sevilla FC)とレアル・ソシエダ(Real Sociedad)が共に黒星を喫し、来シーズンの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2020-21)の出場権争いから後退した。

 ソシエダは敵地でレガネスに1-2で敗れ、セビージャはホームでアラベス(Alaves)と1-1で引き分けた。

 一方、ヘタフェ(Getafe CF)はアウェーでアスレティック・ビルバオ(Athletic Bilbao)に2-0勝利。勝ち点でセビージャと並んでいるものの、得失点差で3位に浮上した。(c)AFP