英首相、離脱協定案に署名 「歴史の新たな章の到来」
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【1月25日 AFP】英国のボリス・ジョンソン(Boris Johnson)首相は24日、欧州連合(EU)離脱(ブレグジット、Brexit)協定案に署名した。今月31日に予定されている離脱に向けて一歩前進した。
ジョンソン氏はロンドン・ダウニング街(Downing Street)の首相官邸で、協定案の書面をベルギー・ブリュッセルから運んできた欧州と英国の当局者らが見守る中、協定案に署名した。
ジョンソン氏は声明で、「離脱協定案への署名は素晴らしい瞬間だ。2016年に行われた国民投票の結果をついに実現させ、あまりに多くの年月を費やした議論と分断に終止符を打つものだ」と述べ、ツイッター(Twitter)には署名する際の写真を添えて、「この署名は、わが国の歴史の新たな章の到来を告げている」と書き込んだ。
ジョンソン氏の署名に先立ち、欧州委員会(European Commission)のウルズラ・フォンデアライエン(Ursula von der Leyen)委員長と欧州理事会(European Council)のシャルル・ミシェル(Charles Michel)常任議長(EU大統領)は、ブリュッセルで同日の夜明け前に開かれた非公開の式典で協定案への署名を済ませていた。
協定案は29日に批准のため欧州議会(European Parliament)に提出され、翌30日にはEU加盟国の外交官らが書面で協定案を承認する。
そして31日に英国はEU加盟国として最後の一日を過ごし、ブリュッセルが2月1日午前0時を迎えるグリニッジ標準時(GMT)の31日午後11時(日本時間2月1日午前8時)にEUから離脱する。(c)AFP/Joe JACKSON / with Dave Clark in Brussels