【11月11日 AFP】バドミントンの福州中国オープン(Fuzhou China Open 2019)は10日、各種目準決勝が行われ、男子シングルスでは大会第1シードの桃田賢斗(Kento Momota)が21-15、17-21、21-18で第2シードの周天成(Tien Chen Chou、チョウ・ティエンチェン、台湾)を下し、この一年間で10個目となるタイトルを手にした。

 世界選手権(TOTAL BWF World Championships)2連覇中の桃田は、昨年大会に続き周を決勝で退け2連覇。周は一度はマッチポイントをしのいだものの、その後シャトルをネットに打ち込みタイトルを桃田に譲った。

 後ろ向きに倒れこんで歓喜の雄たけびを上げた桃田は、今年1月のインドネシア・マスターズ(DAIHATSU Indonesia Masters 2019)決勝でアンダース・アントンセン(Anders Antonsen、デンマーク)に敗れたことが、見事なタイトル連続獲得の契機になったと語った。

「インドネシアでは好調だったので、負けたときはかなり落ち込んだ。あれをより練習するためのモチベーションにしていた。また決勝で負けたくなかったので、努力を重ねた」と語った。

 一方の女子シングルスでは、大会第4シードの奥原希望(Nozomi Okuhara)が21-9、12-21、18-21で第3シードの陳雨菲(Yufei Chen、チェン・ユーフェイ、中国)に敗れた。

 第1セットを奪ったもののそこから逆転され、陳の2連覇を許した奥原は、今年6度進出した決勝のすべてで敗れている。

「全力を尽くしたけれど、それでも足りなかった。受け入れるのも本当につらい。また決勝で負けてがっかりしている」 (c)AFP