【10月22日 AFP】スペイン警察と欧州警察機関(Europol、ユーロポール)は21日、サッカー同国1部リーグの有名選手がアウェーでの試合に臨んでいる際、その自宅を標的とした窃盗を行った疑いのあるグループのメンバーを逮捕したと発表した。

 欧州警察機関は発表文の中で、マドリードやその近郊トレド(Toledo)で合同の強制捜査を行った結果、4人のアルバニア人と1人のスペイン人で構成されるギャングのメンバーたちを16日に捕らえたと記した。

 スペイン警察は盗難被害に遭った選手の名は明かしておらず、このグループの標的となった家の中には、レアル・マドリード(Real Madrid)とアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)の選手が所有するものもあったとだけ述べた。

 しかしスペインメディアは、ここ数か月でレアルのカリム・ベンゼマ(Karim Benzema)やカゼミーロ(Casemiro)、アトレティコのトーマス・パルテイ(Thomas Partey)の自宅に窃盗犯が入ったとすでに伝えていた。

 報道によればパルテイは先月、欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2019-20)のロコモティフ・モスクワ(Lokomotiv Moscow)戦でアウェーに遠征していた際、自宅で盗難被害に遭い、現金や宝石類、チャンピオンズリーグ準優勝のメダルを持ち去られたという。

 また、先月カゼミーロの自宅に窃盗犯が入ると、レアルに所属するルーカス・バスケス(Lucas Vazquez)の妻はサッカー選手の自宅を標的にした窃盗被害が続出しているとの懸念をソーシャルメディア上で示し、メディアの注目を引いた。(c)AFP