【9月11日 AFP】(写真追加)安倍晋三(Shinzo Abe)首相は11日、第4次再改造内閣の閣僚を発表した。新たな外相と防衛相を任命した他、政界の新星として注目される小泉進次郎(Shinjiro Koizumi)氏(38)を初入閣させた。ポスト安倍をめぐる臆測をあおる顔ぶれとなっている。

 高い人気を誇った小泉純一郎(Junichio Koizumi)元首相の息子、小泉進次郎氏が環境相として初入閣を果たし、安倍政権による一時代の終わりが近づきつつある政界で話題の種となっている。政界のみならず多くの場で年功序列が尊ばれる日本で、小泉氏は戦後歴代3位の若さで入閣した。

 安倍首相の通算在職日数は11月で歴代最長となる見込みだが、2021年の自民党総裁選に合わせて辞任するとみられており、その後継者争いはすでに始まっている。

 新外相に就任した茂木敏充(Toshimitsu Motegi)氏(63)は、対米貿易協定交渉での働きを買われて抜てきされた。

 前外相の河野太郎(Taro Kono)氏(56)は防衛大臣に就任。隣国・韓国との関係が悪化している中で、対韓外交における安倍政権の強硬姿勢をさらに強める動きとみられている。(c) AFP/Hiroshi HIYAMA