■2015年大会

開催国:イングランド
決勝:ニュージーランド対オーストラリア(34対17)/会場:トゥイッケナム・スタジアム
3位決定戦:南アフリカ対アルゼンチン(24対23)

 イングランドにとってはまたしても散々な大会となり、プールステージでウェールズとオーストラリアに敗れ、W杯の開催国として初めて決勝トーナメント進出を逃した。一方、アイルランドはフランスを倒すなどしてプールD首位突破を果たし、W杯でようやく存在感を示すかに思われたが、準々決勝でアルゼンチンの前に屈した。

 野望に燃えるジョージアはプールステージで2勝を挙げたほか、オールブラックスを相手に善戦したものの、8強入りを果たすことはできなかった。また日本も、南アフリカ戦で試合終了間際に大逆転するというW杯史上最大の番狂わせを演じながらも、決勝トーナメント進出を果たせなかった。

 その南アフリカは態勢を立て直し、準々決勝ではウェールズを倒して優勝候補の実力を見せたものの、準決勝ではオールブラックスと歴史に残る接戦を繰り広げた末、18-20で競り負けた。

 決勝はニュージーランドが主導権を握った後、オーストラリアも後半に追い上げを見せた。しかし、オールブラックスはダン・カーター(Dan Carter)が流れを引き寄せて再び本領を発揮し、通算3度目のウェブ・エリス・カップ獲得に成功。W杯史上初めて大会連覇を果たしたチームとなった。(c)AFP/Barney SPENDER