母親をナイフで刺殺した12歳少年、釈放されたが家に帰れず 湖南省
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【12月23日 東方新報】陳さん(34)は今月2日夜、中国・湖南省(Hunan)沅江市(Yuanjiang)泗湖山鎮(Sihushan)の自宅寝室で殺害された。被疑者は小学6年生になる陳さんの息子。取り調べの結果、母親のしつけが厳しすぎることを恨み、同日午後9時頃にナイフで刺したという。
少年は沅江市公安局に逮捕されたが、少年は6日に釈放された。関係者によると、少年は法的責任を問える年齢に達しておらず刑事責任能力がないため、すでに釈放され、父親と祖父母のもとにいるという。
12日午前、記者はとあるホテルの一室に滞在中の一家を訪ねた。部屋には、祖父母、父親、少年本人と2歳の弟がいた。一家の様子は落ち着いていた。
祖母は「釈放されてから、ずっとここにいる。今は市民の反応が厳しく、隣人が怖がっているので、孫は家に帰れない」という。
父親は「釈放された翌日、息子を連れて学校に行き、校長と話をした。校長は『多くの保護者はあの子が学校に戻ることに反対している。私は勉強を続けてほしいと思うが、当面どうしようもない。政府が手を差し伸べて教育をやり直し、食事と住居の問題を解決してくれるとありがたい』と言った」と振り返る。
■両親は出稼ぎで不在
父親は「息子が生後数か月の時に妻が外地に出稼ぎに出た。その後、自分も出稼ぎに出た。家に帰るのは1年に数回しかなく、子どもはおじいちゃんとおばあちゃんに育てられた。老人は孫に甘い。自分たちのお小遣いも、孫のおやつに全部使う始末だった」と語る。
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