【8月7日 CNS】先日来、偽物商品を扱っているなどとして世論の注目を急激に集めている中国のソーシャルコマースの拼多多(Pinduoduo)。これに対し、拼多多の創始者の黄崢(Huang Zheng)CEOや各関連部署の責任者らは7月31日、揃って記者会見に臨み、メディアとの質疑応答に応じた。

 米ナスダック(Nasdaq)上場翌日の7月27日後にまず注目を集めたのは、大手粉ミルクメーカー・貝因美(Bein Mate)の888元(約1万4000円)の商品が、拼多多のショッピングサイト上に7.5元(約130円)で販売されていたことだ。その後、この商品の写真などがインターネット上に流出し、多くのメディアが、偽の粉ミルクや賞味期限切れの粉ミルクが拼多多で販売されたのではないかと報道した。

 これに対し、共同創業者の達達(Da Da)氏は、偽の粉ミルクや賞味期限切れの粉ミルクを販売したという報道を完全に否定。「厳しい業界基準を通して販売している」と説明した。また、表示した価格7.5元については、メーカー側が消費者の注目を集めるために別商品の価格をプラットフォーム上に掲載したと説明。メーカーの行為が違法であったとして、しかるべき措置を取ると釈明した。

■「激安」粉ミルクの理由とは

 低価格の理由については、この種の粉ミルクは消費期限が間近に迫っている商品で、粉ミルク業界の売上全体の約20%前後を占めているとしている。拼多多同様、淘宝(タオバオ、TaoBao)や京東(JD.com)のサイトで販売される消費期限切れ間近の粉ミルクの価格は20~50元(約300~800円)でまちまちであるものの、原価は数百元すると釈明した。

 拼多多側では今後、こうした消費期限切れの粉ミルクについて、サイト上でも事前に掲示し、消費者に購入前に理解を得てもらうなど改善策を挙げた。