【5月14日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは13日、第38節の試合が行われ、アーセナル(Arsenal)はピエール・エメリク・オーバメヤン(Pierre-Emerick Aubameyang)のゴールで1-0とハダーズフィールド・タウン(Huddersfield Town)に勝利し、アーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督の最終戦に花を添えた。

 22年に及ぶアーセナルでの指揮官生活に幕を下ろしたベンゲル監督は、自身の感情を抑え込むことができなかった。就任から7895日、1235試合で指揮を執ったベンゲル監督にとって、この試合が最後の一戦となった。

「1235試合同じチームを率いてきたのだから、非常に感傷的だったのは言うまでもない。楽しむためには勝たなければならなかった。勝つことは私を幸せにしてくれるものであり、選手たちは勝ってくれた」

「ほっとしたか? いや、寂しい気持ちの方が大きい。いつかは終わりが来るものだ。ファンの皆さんは最後まで最高だった。そして、クラブの今後の成功を願っている」

 1996年の就任時、「アーセンって誰?」と新聞に見出しがつけられたベンゲル監督だったが、03-04シーズンの無敗優勝を含む3度のリーグ制覇に加え、7度のイングランドFAカップ(FA Cup)優勝など、アーセナル史上最高の指導者として去ることになった。

 ベンゲル監督はまた、「チームは質も高く良い姿勢をしているから、私の後任には明るい未来が待っている。新加入の選手が必要だが、それを手にすることができれば、リーグタイトルを争えると思う」と語った。(c)AFP