【5月19日 AFP】次期総統の就任式を20日に控えた台湾の沿岸警備当局は19日、中国船の進入の頻度が増している離島周辺で週末にかけてパトロールを強化したと発表した。

 台湾を自国の領土の一部と主張する中国は、戦闘機や無人機、海軍艦艇を連日、台湾周辺に進入させている。

 ここ数か月間は、中国のアモイ(Xiamen)市から5キロしか離れていない台湾の離島、金門(Kinmen)島周辺で中国海警局の船舶が出没している。

 台湾の沿岸警備を担当する海巡署はこの日、金門島のほか馬祖(Matsu)島、澎湖(Penghu)諸島周辺で「24時間のパトロール」を行うため人員を派遣したと明らかにした。

「就任式中の海域と境界の安全を確保するため、海洋委員会海巡署の金門・馬祖・澎湖課は強力なパトロール作戦を新たに実施した」として、不審な標的を徹底監視するとしている。

 中国が「危険な分離主義者」と非難する頼清徳(Lai Ching-te)氏が1月の総選挙で当選して以来、金門島周辺では緊張が高まっている。(c)AFP