モウ監督「ベンゲル監督とまた対戦したい」、マンUはアーセナルに競り勝つ
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【4月30日 AFP】17-18イングランド・プレミアリーグは29日、第36節の試合が行われ、マンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)はアーセナル(Arsenal)に2-1で勝利した。ユナイテッドのジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督は、アーセナルの指揮官として最後のオールド・トラフォード(Old Trafford)訪問となったアーセン・ベンゲル(Arsene Wenger)監督と再び対戦することを望んでいるとコメントした。
試合前にベンゲル監督は、かつてユナイテッドを指揮したアレックス・ファーガソン(Alex Ferguson)氏とモウリーニョ監督に出迎えられ、記念品を手渡された。
しかし勝ち点を獲得することができなかったアーセナルは、数字上も来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2018-19)出場権獲得の可能性が消滅した。
ポール・ポグバ(Paul Pogba)のゴールで先制したユナイテッドは、後半ヘンリク・ムヒタリアン(Henrikh Mkhitaryan)に同点とされたが、ロスタイムにマルアン・フェライニ(Marouane Fellaini)が頭で決勝点を挙げた。
2003-04シーズンを最後にリーグ優勝から遠ざかっているアーセナル指揮官を「失敗のスペシャリスト」と名付けるなど、長年ベンゲル監督としのぎを削ってきたモウリーニョ監督は「彼とはまた対戦したい」と切り出した。
「再びそれが起こることを望んでいる。プレミアリーグでなくてもね。われわれはどこかでビッグマッチをしているかもしれないよ」
この結果、来季のチャンピオンズリーグ出場を決めたユナイテッドは、3位リバプール(Liverpool FC)との勝ち点差を5とし、マンチェスター・シティ(Manchester City)に次ぐ2位でのフィニッシュという目標達成に近づいた。
「多くのレベルで進歩することはいいことではあるが、2位ではなく1位になり、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League)ではなくチャンピオンズリーグを制したとしても十分ではない」
「2位でフィニッシュすること、安定した成績を収めること、トロフィーを獲得すること、決勝の舞台に立つことも良いが、われわれはもっと多くのことを求めている」
また、ファーガソン氏は試合前にユナイテッドのウェブサイトで、ベンゲル政権下のアーセナルが最強だった時代を振り返り、自身が率いたユナイテッドとの切磋琢磨が「プレミアリーグをつくった」とコメントした。
1-1で引き分けた26日のアトレティコ・マドリード(Atletico de Madrid)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2017-18)準決勝第1戦からメンバーを8人入れ替えており、試合前からトップ4フィニッシュを諦めていたとみられるベンゲル監督は、ユナイテッドのファンから受けた温かい声援について「もう危険な存在ではないと分かれば愛されるということを示しているね」と話した。
「マンチェスター・ユナイテッドには感謝している。彼らの試合前の振る舞いは素晴らしかった。試合前にトロフィーをもらったのは初めてだ。今はサー・アレックスと一緒にワインが飲みたい。彼はいつも良いワインを持っているからね」 (c)AFP/Kieran CANNING