朝鮮半島有事の米中協議、拒否し続けてきた中国の変化なのか
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■核兵器確保が最重要事項
ティラーソン長官は12日、米首都ワシントンでのスピーチで、有事の際に米軍が北朝鮮内に入らざるを得なくなった場合でも、長くはとどまらないことを米当局が中国側に伝えたと語った。
ティラーソン長官は、「米国にとっての最重要事項は、開発済みの核兵器を確保すること」と述べ、中国側ともその手段について話し合ったとした。また、「(事態収拾後には)休戦ラインの38度線よりも韓国側に撤退することも中国側に確約した」という。
もし金正恩(キム・ジョンウン、Kim Jong-Un)体制が崩壊した場合でも、米国に同国を占領するつもりがないことを中国側に明確にしておく意図があったとみられる。
中国政府はこれまで、2万8500人規模の在韓米軍が自国近くで活動を展開することを防ぐ「緩衝国」の役割を北朝鮮に見てきた。しかし懸念されるのは、体制の崩壊で多くの北朝鮮難民が中国に流入する事態だ。
ティラーソン長官によると、中国はこの点への対策をすでに取り始めているという。中国政府は計画について公に議論したことはない。しかし今月、ソーシャルメディアで飛び交った国営の通信大手「中国移動(China Mobile)」が出所とされる文書には、中国北東部の複エリアが難民収容施設の設置場所に指定されたことが記載されていた。
米中間の協議は先月後半に米首都ワシントンで行われたとみられ、中国の国営新華社(Xinhua)も先月30日、米中間の協力促進や危機管理およびコミュニケーション向上について協議が行われたことを報じていた。ただ、詳細までは明らかにされなかった。
