【2月8日 AFP】第51回スーパーボウル(Super Bowl LI)を制覇したニューイングランド・ペイトリオッツ(New England Patriots)の優勝パレードが7日、米マサチューセッツ(Massachusetts)州ボストン(Boston)で行われ、雪の降る中多くのファンが沿道を埋め尽くした。

 ペイトリオッツは5日、オーバータイムの末にアトランタ・ファルコンズ(Atlanta Falcons)を34-28で下し、QBトム・ブレイディ(Tom Brady)とビル・ベリチック(Bill Belichick)ヘッドコーチ(HC)は5度目の栄冠を手にした。

 ボストンではおなじみとなっている水陸両用バスの「ダックボート(duck boat)」に乗り込んだペイトリオッツの面々は、ボストン中心部を通って市庁舎に向けてパレードした。

 パレード中に何度も声援を受けたブレイディは、テレビ放送に出演中のキャスターが投げたボールをキャッチし、それを見事なコントロールで投げ返すという場面もあった。

 市役所に到着するとブレイディはファンに向けて、「われわれがこれ(トロフィー)を持って帰ってくると言った。そして、持ち帰ってきた。みんなありがとう。君たちのためにトロフィーを勝ち取った」と語った。

「簡単なことじゃなかった。それでも、チームは持っているものすべてを出し切って…弱ったな、本当にきつかった。それでも、この瞬間をずっと忘れはしない」

 ブレイディは2本のタッチダウンパスを成功させるなど、新記録の466ヤードを獲得し、自身通算4度目の最優秀選手(MVP)に選出されている。

 一方で、ペイトリオッツのロバート・クラフト(Robert Kraft)オーナーは、ブレイディとベリチックHCをGOAT(greatest of all time、史上最高の意)の言葉を使ってたたえた。

「この数週間、史上最高についての議論が交わされていた。皆さん知っての通り、われわれにはGOATがいる。選手ではトム・ブレイディだ。指揮官としてはビル・ベリチックだ。そして、球団も私の家族も、この惑星のGOATなファンがわれわれについていると思っていることを、皆さんには知ってもらいたい」 (c)AFP