世界1位のマレー、男子テニス黄金時代に達成できたことが「一番うれしい」
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【11月6日 AFP】自身初の世界ランキング1位に浮上することが決まった男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)が5日、強力なライバルがそろう男子テニスの黄金時代に成し遂げたことが、1位奪取の価値をさらに高めていると語った。
現在開催中のパリ・マスターズ(BNP Paribas Masters 2016)に出場している29歳のマレーは、ミロス・ラオニッチ(Milos Raonic、カナダ)の負傷棄権により決勝進出を果たし、後日発表される最新の世界ランキングで、長期にわたり1位に君臨したノバク・ジョコビッチ(Novak Djokovic、セルビア)を上回ることが確定した。
2004年以降、男子テニスの世界ランキングで1位に君臨した選手はマレーを含めてわずか4人しかいない。四大大会(グランドスラム)通算17勝のロジャー・フェデラー(Roger Federer、スイス)をはじめ、ラファエル・ナダル(Rafael Nadal、スペイン)、そしてジョコビッチの3人は、全員が生涯グランドスラムを達成している。
自身の世界ランク1位についてマレーは「実際、それが一番うれしいんだ。キャリアを通じて、なかなか手が届かなかった記録だからね。僕のまわりも、それに上の世代も素晴らしい選手ばかりだから」と語っている。
「要するに今年でさえ、今年これだけの実績を残してもなお、約20ポイントほど上回り、やっと1週間その場所にいられるくらいなんだ。今年はたくさんの試合をこなしてきたし、出場した大会のほぼすべてで早期敗退は許されなかった。本当にものすごく大変で厳しかった」
「3人は間違いなくテニスの歴史でも最高レベルの選手たちで、何年にもわたり世界1位に立ち、一年間でグランドスラム複数回優勝とか、マスターズ何勝とか、本当にとんでもない結果を残してきた。だからこの場所にたどり着くためには、最高の一年が必要だったんだ」