【6月5日 AFP】米大リーグ(MLB)のマイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)が、3日に死去したモハメド・アリ(Muhammad Ali)氏の訃報を最初に報じたことが明らかになった。公式発表の数時間前に、球団は本拠地マーリンズ・パーク(Marlins Park)のスコアボードで同氏への敬意を表した。

 マーリンズは同日行われたニューヨーク・メッツ(New York Mets)戦後、巨大なスコアボードに、勝利を飾ってソニー・リストン(Sonny Liston)氏を見下ろすアリ氏の写真を表示し、「モハメド・アリ 1942~2016年」という簡素なメッセージを示した。

 球団は、デイビッド・サムソン(David Samson)球団社長がこの試合を前にアリ氏の訃報に接したことで、先んじて発表を行うことになったと明かしている。

 サムソン社長は米紙マイアミ・ヘラルド(Miami Herald)に対し、「亡くなったことは彼の家族に近しいある人物から聞かされた。できる限り早く敬意を表したかった」とコメントしている。

 アリ氏の広報担当を務めるボブ・ガンネル(Bob Gunnell)氏は、その2時間後に公式発表を行っている。

 サムソン氏は、情報提供者の名前を特定しなかったが、早まったことをしたわけではないとし、「誤りはなかった」と付け加えた。

 アリ氏は過去にマーリンズ・パークを訪れたことがあり、開場した2012年には始球式を行っている。

 サムソン社長は続けて、「彼は球団にとって重要な人物だ。新球場を開いてくれた。この球場の第1球目を投げてくれて、(球団と)近しい関係にある。われわれはできる限り早く敬意を表したかった。彼の遺産は、永遠に生き続けるだろう」とコメントした。(c)AFP