【5月12日 AFP】6日にピッチ上で突然倒れ、この世を去ったサッカーカメルーン代表のパトリック・エケング(Patrick Ekeng)の解剖結果が11日に発表され、同選手が「心臓に重大な問題」を抱えていたことが明らかになった。

 ルーマニア1部リーグのディナモ・ブカレスト(Dinamo Bucharest)に所属していた26歳のエケングは、FCヴィトルル(FC Viitorul)戦の後半途中に交代でピッチに投入されると、その7分後に昏倒。病院へ緊急搬送されたものの、蘇生はならなかった。

 この件について、ブカレスト法医学機関(The Bucharest Forensic Institute)は声明で、エケングが左心肥大を患っており、複数の冠状動脈異常がみられたことを発表した。

 今年1月にクラブへ加入した際、エケングは通常の医療検査を受けていたが、異常は発見できなかった。ルーマニア・ブカレスト(Bucharest)にある国立スポーツ医学機関の関係者は、同国のホットニュース(Hotnews)に対して、「検査結果はすべて正常でした」と話し、結果は高いレベルでスポーツができる体であることを示すものだったと明かしている。

 エケングへの哀悼の意を示すため、ディナモ・ブカレストは彼のまとっていた背番号14を永久欠番とし、5月17日のルーマニアカップ(Romanian Cup)決勝でCFRクルージュ(CFR Cluj)に勝利して優勝した場合は、トロフィーを遺族に進呈することを決めた。

 カメルーンの首都ヤウンデ(Yaounde)出身のエケングは、フランス・リーグ2のル・マン(Le Mans Union Club 72)に2009年から2013年まで4シーズン在籍すると、その後スイスのFCローザンヌ・スポルト(FC Lausanne Sport)、スペインのコルドバ(Cordoba CF)を経て、今年からディナモ・ブカレストへ加入していた。(c)AFP