■「ポスト」ノビツキーの声も

 とはいえ、すさまじく競争の激しいNBAの世界で足跡を残すのは、並大抵のことではない。ほぼ全ての若手に言えることだが、ベンダーにも改善点が残されているというのがNBAのスカウト陣の見解で、例えばもっと体力をつけなければ、NBAのパワフルな選手たちとゴール下で渡り合うのは難しいだろう。

 それでもブヤシッチ氏は、「いいですか、皆さん忘れているかもしれませんが、あの子は18歳なんです。それでも毎日練習していますよ」と話している。

 欧州出身のNBA選手との比較も、もちろんすでに始まっている。ダラス・マーベリックス(Dallas Mavericks)のドイツ人選手、ダーク・ノビツキー(Dirk Nowitzki)、ニューヨーク・ニックス(New York Knicks)でルーキーながら名を上げた、ラトビア人のクリスタプス・ポルジンギス(Kristaps Porzingis)らが比較の中心だ。

 ベンダー本人は、シカゴ・ブルズ(Chicago Bulls)をはじめとするNBAチームで活躍した、同郷のトニー・クーコッチ(Toni Kukoc)氏をアイドル視しながらも、ほかの誰でもない、ドラガン・ベンダーという選手になりたいと話している。

「みんなはこぞって誰かと比較しようとします。欧州からNBAに参戦する長身選手が現れると、みんなポルジンギスやダーク・ノビツキーと比べる。だけど言ったように、僕は自分のプレースタイルを構築して、コート上での僕らしさを作っていきたいと思っています」

(c)AFP/Mike Smith