■長身ながら繊細な技術

 夏のNBAドラフトでは、ベンダーが5位以内に指名されるとみる者もいる。

 NBAの各球団がベンダーに注目するのは、身長だけが理由ではない。ベンダーには、若い長身選手にありがちな、動きのぎこちなさという弱点がない。そしてNBAのコーチ陣が何より確認したがっているのは、彼の3ポイントシュートだ。

 NBAでは近年、攻撃的なバスケットボールが進化を続けており、各チームは長身選手に、ゴール下を守ってリバウンドを取るだけでなく、相手の守備網を広げるシュート力も求めるようになってきている。

 米国を拠点にスカウティングサービスを提供する「NetScouts Basketball」のカール・バーマン(Carl Berman)氏は、ベンダーを「今年のドラフトにエントリーできる選手の中では、最高のビッグマン。おそらく5巡目までにはピックされるだろう」と評している。

「あの体格ながら動きはスムーズで、しかも万能だ。シュートにはまだ改善の余地があるが、この1年で劇的にうまくなった。精神的にも非常にタフで、技術的な向上心も持っている」