【4月1日 AFP】米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の田中将大(Masahiro Tanaka)が、4日に行われるヒューストン・アストロズ(Houston Astros)戦で、2年連続となる開幕投手を務めることになった。

 昨年10月、右肘の骨棘(こっきょく)を取り除く手術を受けた田中は、開幕戦に間に合うか微妙な状況だった。

 春季キャンプでは慎重な立ち上がりだった田中だったが、先月29日のフィラデルフィア・フィリーズ(Philadelphia Phillies)との自身最後のオープン戦では、4回を投げて1失点としていた。

 ヤンキースのジョー・ジラルディ(Joe Girardi)監督は31日、マイケル・ピネダ(Michael Pineda)、ネイサン・イオバルディ(Nathan Eovaldi)、ルイス・セベリーノ(Luis Severino)が先発ローテーションを務めると明かした。

 先発5番手はまだ決まっておらず、C・C・サバシア(C.C. Sabathia)とイバン・ノバ(Ivan Nova)がその座を争っている。

 ジラルディ監督は「考えることはたくさんある。難しい決断を下されたとしても、それがそのままだということではない。自分の力を証明していかなくてはならない」とコメントしている。

 27歳の田中は2月に、今季は200イニングを投げたいと話していた。

 プロ野球の東北楽天ゴールデンイーグルス(Tohoku Rakuten Golden Eagles)から大リーグへ渡った田中は、これまでの2シーズンで計290回3分の1を投げているが、2014年は利き腕である右肘のじん帯断裂で2か月間戦列を離れるなど、いずれのシーズンも腕の故障に悩まされた。(c)AFP