【2月6日 AFP】ドイツ西部ケルン(Cologne)の警察当局は5日、同市内で毎年開催されているカーニバルの初日に提出された性犯罪に関する被害届が22件に上ったことを明らかにした。当局は、昨年の大みそかの夜に女性を狙った犯罪行為が多発した事件の再発を防止するため、厳重な警戒態勢を敷いていた。

 警察当局は、昨年のカーニバル初日の被害届は9件だったと述べている。今年初日の被害届の中にはレイプ1件が含まれているとする一方で、1週間続くカーニバルの間に毎年提出される性的被害の届け出は平均50件だと付け加えた。

 昨年の大みそかの夜、大勢の人々でにぎわっていたケルン市内で数百人の女性が主に北アフリカ系の容疑者から痴漢や強盗などの被害を受けたと訴えた事件はドイツ国内に衝撃を与えていた。(c)AFP