イスラエル、ガザでハマスの兵器責任者を殺害と発表
発信地:エルサレム/中東・アフリカ
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中東・北アフリカ
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【12月14日 AFP】イスラエルは13日、パレスチナ自治区ガザ地区で行った攻撃により、イスラム組織ハマスの軍事部門の兵器製造責任者を殺害したと発表した。
ハマスが支配するガザ地区の民間防衛機関と医療関係者は、イスラエルの攻撃により、ガザ市南西部のテルアルハワ地区で5人が死亡したとAFPに伝えた。
イスラエル軍はAFPの取材に対し、この地域で行われた攻撃は1回のみで、ハマスの幹部ラード・サード氏を殺害したと述べた。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相とイスラエル・カッツ国防相は共同声明で、「ガザ地区のイエローエリアで本日、ハマスの爆発装置が爆発して我々の部隊を負傷させた件に対応し、(軍は)テロリストのラード・サードの排除を指示した」と述べた。
イスラエル軍はこれまでに、米国が仲介し、停戦の条件として設けられた境界線「イエローライン」まで撤退したが、なお地区の半分以上を掌握している。
ネタニヤフ、カッツ両氏はサード氏を「2023年10月7日のイスラエルへの攻撃を引き起こしたガザ戦争の設計者の一人」と表現。イスラエル軍は、サード氏がハマス軍事部門の兵器製造本部の責任者であり、ハマスの「戦力構築」を主導していたと述べた。
サード氏の家族筋はAFPの取材に対して同氏の死を確認し、葬儀は14日に行われると話した。
10月10日に発効した停戦は、イスラエルとハマス間の戦闘を停止させたが、双方がその条件を違反したと非難し合う中で、依然として脆弱(ぜいじゃく)な状態にある。(c)AFP