【7月8日 AFP】イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)から米メジャーリーグサッカー(MLS)のロサンゼルス・ギャラクシー(Los Angeles Galaxy)に移籍したスティーブン・ジェラード(Steven Gerrard)が7日、米国での活躍を疑問視する声を黙らせることに意欲を示した。

 MLSデビューに向けて準備を進める35歳の元イングランド代表主将は、カリフォルニア(California)の陽光を浴びながら多額の「年金」を受け取るために来たわけではなく、さらなるタイトルの獲得に意欲を燃やしていると、強い口調で語っている。

 本拠地スタブハブ・センター(StubHub Center)で会見に臨んだジェラードは、「すべては成功のため。ここには勝つためにやって来た」とコメントした。

「バカンスのためとか、最後にひと稼ぎするために来たという人がいるとすれば、それは間違いだと証明してみせる」

 一昨シーズンまでリバプールの中盤に君臨していたジェラードだったが、2014-15シーズンは絶対的なレギュラーの座を失うと、2014年11月にギャラクシー移籍を発表し、イングランド代表で同僚だったデビッド・ベッカム(David Beckham)氏の足跡をたどることを決めた。

 この決断について、チェルシー(Chelsea)のジョゼ・モウリーニョ(Jose Mourinho)監督をはじめとする多くの関係者は、少なくともあと1年はプレミアでプレーできると嘆いたが、本人は今が最適のタイミングとして譲らなかった。

 ジェラードは、イングランドのほかに、欧州の複数のクラブが移籍先の選択肢に挙がっていたことを明かした上で、リバプールと公式戦で相対する可能性のあるチームとの契約は考えられなかったと話している。

「プレミアに残るという選択肢もあったし、欧州という道もあったが、リバプールを敵に回したくはなかった。自分はリバプールというクラブを今も、これからも愛している。今日までずっとリバプールのファンだったし、これから先もファンであり続ける」