■MLS移籍は「新たなチャレンジ」

「それでも、僕には新たなチャレンジが必要だったし、愛するクラブでカップ戦要員や控えに回るのはいやだった。ここまで長い間、レギュラーで出続けてきたからね」

 リバプールの元同僚で、ギャラクシーの主将を務めるロビー・キーン(Robbie Keane)と同じ代理人をつけているジェラードは、ギャラクシーが自身の獲得に強い関心を持っていることがわかると、ハリウッド(Hollywood)で現役生活に幕を下ろすという考えにすぐ引かれていったという。

 ジェラードは、「何より驚いたのは、このクラブがとても熱心に僕を口説いてくれたことだ。価値を認められている、必要とされていると感じた。サッカー選手にとっては一番大事なことだ」と話した。

 ベッカム氏の助言も大いに参考になったと言い、「デビッドは僕のヒーローで、幸運にも一緒にプレーする機会があったが、最高の男にして素晴らしいサッカー選手だった。彼のアドバイスは頼りにさせてもらったし、ここへ来る前にはいくつか質問もした」と明かしている。

 ジェラードはこの後、11日に行われるメキシコのクラブ・アメリカ(Club America)との親善試合でチームデビューを飾るとみられる。その翌週には、リーグ戦初出場を果たす可能性がある。